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自分で自分に爆笑しました。
しっかり。自分。
このブログ、携帯から投稿できました(笑)
どれだけ無知やねん、自分。
というわけで、引越ししません。ブログ。
このままいきます。
これ、もう結構使ってるんだが^^
なんでちゃんと見なかった自分。
そりゃぁ、そうですよね。できますよね。普通。
自分で自分にびっくりです。
私、ほんとになんにも知らないんだな、と痛感しました。
うーん。大丈夫か。
ゼミのレジュメ製作に勤しんでいるのですが、息抜きに小説書いてたりするので
多分また更新しにきます。
BGMが奥華子さんです←早速
あの翌日ソッコー某有名レンタルCDショップに駆け込みましたwww
歌詞が素敵すぎる。
謙也→蔵
とか
ちとくら
とか
仁幸
とか連想する曲も見つけました。ほほい。
ほんとにコメントくださった方ありがとうございましたー!!!!
光謙小説頑張って書きますので、ぜひぜひそのときは見てやってくださいませ><
で、日記を変えようかと思った話に戻るんですが、
この今の日記の前に絵板で日記をしてました。
で、そのときにも仁幸妄想を書き散らしたりしてたわけなんですが
2007年9月に書いた幸村幽霊妄想っていうのがあって、
もうこの絵板なくなって、昔のログは全くなくなっちゃったんですよね。
で、この妄想話も消えちゃったんですが
それ、もう一回ここに書いたかなぁとか思ったんですが、
もし、書いてなかったら、
とりあえず、こんな妄想もしてたんだよという記録に
残してゆきます(笑)
そのときにここに来てくださってた方にとってはまたか、という感じなんですが;;
超絶長いので、
つづきから、に隠しておきます。
拍手押してくださった方ありがとうございました!!
コメント返しはつづきからの一番最後にあります><
ここからかなり長いです。
後半はBGM宇多田様のFINAL DISTANCE推奨です(笑)
幸村がもし死んでしまったら、という
妄想で、オン友さんと盛り上がっていた頃につくった妄想話です。
幸村がもし死んだら
仁王は泣かない(っていうより泣けない)って思ってるんです。
それで普通に毎日を過ごす。表情も崩さず。
でも、一部は気づいてる。
仁王が上辺だけで表情を取り繕ってること。
(ブン太とかすごい敏感だと思う)
(あと柳生もいち早く気づくと思う)
*************
朝はいつだって残酷で
毎夜眠りに落ちる度に抱く
かすかな希望をことごとく裏切って
冷たい現実を突きつける。
どうしたってオレの世界に幸村はいない
そんなのはとうにわかってるのに
目が覚める度にその現実に打ちのめされる。
なのに、夜になればまたありもしない期待をして。
会いたい。
会いたい。
会いたい。
なのに、どうして…
「夢にもでてきてくれんのじゃな、お前さんは……ほんと意地悪じゃ」
こんなに辛いのなら
いっそオレも一緒に連れて行ってくれればよかったのに。
*************
仁王は毎朝現実に打ちのめされるくせに
懲りずに期待してしまう自分に自嘲してる。
幸村が死んでから表情こそ崩さないけど
精神的には結構ぎりぎり状態な仁王。
ほんとに切なくて切なくて
幸村に会いたいってずっと思ってる。
なんでオレの世界からおらんようになったんじゃって。
あまりの愛しさに死んでしまいそうなくらい。
仁王は学校は普通に行って普通に生活してるんだけど
テニスコートには行かない。
幸村が死んで初めの日は部活に出たんだけど、次第に休むようになってく。
あまりに思い出が強すぎて行けない。
仁王は幸村がきっかけでテニスを初めて
幸村のためにテニスをしてた。
「お前さんを全国NO.1にしてやる。
オレの中学3年間、お前にやるよ」って。
この学校で部長になって、全国優勝を成し遂げる、っていう幸村の目標に
仁王は最初にそう言ったの。
だから、幸村がいなくなって
自分は何のためにテニスをするんだって。
誰よりテニスが好きだったアイツはもう出来ないのにって。
テニスからも離れようとしてしまう。
自分のテニス道具を一式クローゼットとかにしまっちゃう。
幸村の影を求めてもやっぱり夢にさえ幸村は出てきてはくれなくて
思い出ばかりが蘇る。
軽く自暴自棄にもなり始めて。
そんな毎日を送る仁王に、喝を入れてくれるのは真田だと思う。
部活も終わってレギュラーみんなで帰ってる途中で
ふらふら歩いてた仁王を見つけて
お前は何をしてるんだって。
部活に出てこいって言うのね。
でも仁王は、
テニスはもうやめた、
そろそろ飽きてきたんぜよ、とかって言うの。
しれっという仁王に
「そんな適当な気持ちでお前は今までテニスをやってきたのか!」
とかなんとか言ってくれるといい。
今までそんな気持ちで幸村と闘ってきたのかって真田が言って
幸村の名前を出されたことで仁王がかっとなるの。
お前に何がわかるんじゃって。
元々アイツがきっかけで始めてアイツのためにやっとったテニスじゃ。
アイツがおらん今、オレがテニスをする意味はないけって強い口調で真田に言う仁王に
真田はつかみかかればいい。
お前がテニスを辞める理由を幸村のせいにするなって言われて
初めて仁王の表情が崩れるの。
誰よりテニスが好きで、誰よりテニスがしたかったアイツはもう出来んのに
何のためにテニスをしたいんかすらわからんオレが、出来るわけない。
コートにはアイツの思い出がありすぎる。
アイツがあそこにいた思い出は鮮明に蘇るのに、アイツはいない。
辛いって本音が出るの。
初めて本音を吐露した仁王に、レギュはみんな何も言えなくなってて。
でも真田が
「でもお前はテニスが好きなんじゃないのか」って一言仁王の目を見て言うの。
それを聞いて仁王が一瞬止まるんだけど
「……っ」って自分につかみかかってた真田の手を払いのけて走り去ってしまう。
ブン太は「仁王!」って追いかけようとするんだけど柳に止められるの。
そっとしておいてやれって。
「でも、アイツ初めてあんな泣きそうな顔したんだ…」ってブンちゃんが言うんだ。
友達として一番仲良いのはブンちゃんだといい。
仁王はただがむしゃらに走りつづける。
どこに行ったって幸村はいないのに、幸村を探すように走ってく。
で、走りながら思い出すの。さっきの真田の一言から。
前に、幸村と二人でテニスをしたときに話したこと。
強くなったね、って幸村に言われて
お前さんを全国NO.1にしてやるっちゅうたろ?そのためには強くならんとのぅって言った仁王に
幸村はふふって笑って
「俺はお前がテニスしてる姿好きだよ。
テニスをやってる仁王、ほんとに楽しそうだから。」
「テニス、好きだって見てたらわかるよ」って言ったの。
それを思い出して、ぴたりと止まった仁王の足はもう一回動き出すの。テニスコートのほうに。
もう夜であたりは真っ暗でテニスコートも暗くて。
辿り着いた仁王は、息を切らしながら、コートに足を踏み入れてく。
「ゆ…き」
一瞬目を疑ったけど、そこにはほんとに会いたくて会いたくてたまらなかった幸村がいて。
やっと来た、って幸村が笑うの。
仁王はうまく言葉が出てこなくて、詰まらせながら
「…ここに、おったんか、お前…」って言うの。
「来るの遅いよ、仁王」っていつもと変わらない笑顔で言う幸村に
「………ずっと…っ、お前に会いとうてたまらんかった。
お前がおらん世界は辛すぎる…っ」
って仁王が言うの。泣きこそしないけど泣いてもおかしくないくらいに切ない表情で。
幸村はただじっと黙ってそれを聞いてる。
「なんで…っ
なんで一緒に連れて行ってくれんかったんじゃ」
って言う仁王に幸村は静かに首を振るの。
「お前がおらんで、もうどうしたらええかもわからん…っ」
そしたらすっと幸村が指をさすの。仁王の手首を。
そこにはパワーアンクルがつけてあって。
テニス辞めるってテニスから離れてた仁王だったけどパワーアンクルは外してなかった。無意識につけたまんまだったのね。
それに気づいて仁王がはっと幸村を見ると、幸村はにっこり笑って
「それが答えじゃないのか?」って。
それで仁王はまた気づくの。
自分がテニスが好きだっていうこと。
テニスをするにはそれで充分だってこと。
「……っ」
「言っただろ?お前、テニス好きだって。
そうじゃなきゃ強くなんてなれないよ」
って笑うの。
「仁王のくせにそんなことも気づかなかったのか?」
「…ほんまじゃ」
泣き笑いのような表情を見せた仁王を見て
満足そうに笑った幸村の体が少しずつ薄れていく。
それを見て
「…やっぱり連れて行ってはくれんの?」って仁王が聞くの。幸村が首を振るのはわかってて。
そしたらやっぱり幸村はこくんって頷いて
「お前は、愛してるから連れては行かない」って。
そのあとそっと仁王の頬に触れるくらいのキスをして
「お前のテニスしてる姿、好きだよ」って両手を仁王の顔に添えて
ふっと綺麗に微笑んで消えちゃうの。
「…………ほんまに…、意地悪…っ
最後の最後にあんなん……っ」
ってかくんって膝から崩れて
仁王は声を押し殺すように、泣いちゃう。
生きてる間、
愛してる、なんてずっと言ってはくれなかったくせに
最後の最後にあんなふうに綺麗な笑みを残して言うから。
それが最初で最後だと思う、仁王が泣くの。
それからは仁王、頑張ると思うんだ、テニス。
幸村に最後にあんなこと言われちゃったらね。
頑張らないわけにはいかないよ。
それに仁王自身やっぱりテニスが大好きだから。
幸村の家に行って、幸村のラケットを使わせてくださいってお願いしに行ったりしてたらいい。
それ使ってテニス続けるの。
ちなみに幸村がテニスコートにいたのは
一番好きな場所だったからっていうのもあるけど
仁王にもう一度テニスをやってほしかったから、と
仁王がテニスしてる姿がほんとに好きだったんですよ幸村は。
だからあえてここで待ってたんです。
仁王がテニスを好きなことをわかってたから
自分がいなくなったことで手放してほしくなかったんです。
お前、テニス好きなんだからやめるなよって。
仁王はこれからもずっと幸村を想って生きるんだろうな。
ほんとにこの二人は純愛なんです。
ここまで長いのを読んでくださった方ありがとうございます。
ちなみに携帯からです、これ。
すんごい時間かかった…
なんかちゃんと話繋がってない感じもするんですがそこは技量不足です。完璧な(開き直り)
BGMはかなりあてはまってるかと思う。
生きてる仁王と死んでしまった幸村の間には
縮まらないDISTANCEがどうしてもあって。
初め仁王はそれを受け入れられなかったけど最後にはそれもちゃんと受け止められるようになってるんです。
**************
★宮中さま
いつもコメント本当にありがとうございます!!!!
本当に励みになります。
そうですよねそうですよね!!!!
私も学生がお菓子買って食べてるところ好きなんです。
青春っぽいですよね!
幸村はその唐突さも許されてしまうあたりが
得なところだと思ってます。
跡幸もそれが特にあると思うんですが
跡部は、幸村にめちゃくちゃ振り回されても
どんなに唐突なこと言われても
なんか許しちゃうところがあると思うんですよね。
結局跡部は幸村に敵わないところがなんか微笑ましくて好きです。
そのわがままに付き合ってあげることが
実はひそかに喜びだったりするんですよね・笑
読書中に幸村に本をとりあげられちゃう絵を
前に描いたことがあるんですが
色塗りたくなってきました・笑
本当ですか!!!!??ううう嬉しいです!!!!
四天宝寺は需要がないだろうといいつつ、
懲りずに四天宝寺書いてるので、ヒヤヒヤしてまして・笑
興味を持っていただけて本当に嬉しいですー!!!
ちょっと調子に乗ってまた書いてしまいそうです・笑
こちらこそ、いつも宮中さまの小説楽しく拝見しております。
宮中さまの更新頻度を見習って頑張りたいです><
またぜひぜひ遊びにいらしてくださいませ!!
後半はBGM宇多田様のFINAL DISTANCE推奨です(笑)
幸村がもし死んでしまったら、という
妄想で、オン友さんと盛り上がっていた頃につくった妄想話です。
幸村がもし死んだら
仁王は泣かない(っていうより泣けない)って思ってるんです。
それで普通に毎日を過ごす。表情も崩さず。
でも、一部は気づいてる。
仁王が上辺だけで表情を取り繕ってること。
(ブン太とかすごい敏感だと思う)
(あと柳生もいち早く気づくと思う)
*************
朝はいつだって残酷で
毎夜眠りに落ちる度に抱く
かすかな希望をことごとく裏切って
冷たい現実を突きつける。
どうしたってオレの世界に幸村はいない
そんなのはとうにわかってるのに
目が覚める度にその現実に打ちのめされる。
なのに、夜になればまたありもしない期待をして。
会いたい。
会いたい。
会いたい。
なのに、どうして…
「夢にもでてきてくれんのじゃな、お前さんは……ほんと意地悪じゃ」
こんなに辛いのなら
いっそオレも一緒に連れて行ってくれればよかったのに。
*************
仁王は毎朝現実に打ちのめされるくせに
懲りずに期待してしまう自分に自嘲してる。
幸村が死んでから表情こそ崩さないけど
精神的には結構ぎりぎり状態な仁王。
ほんとに切なくて切なくて
幸村に会いたいってずっと思ってる。
なんでオレの世界からおらんようになったんじゃって。
あまりの愛しさに死んでしまいそうなくらい。
仁王は学校は普通に行って普通に生活してるんだけど
テニスコートには行かない。
幸村が死んで初めの日は部活に出たんだけど、次第に休むようになってく。
あまりに思い出が強すぎて行けない。
仁王は幸村がきっかけでテニスを初めて
幸村のためにテニスをしてた。
「お前さんを全国NO.1にしてやる。
オレの中学3年間、お前にやるよ」って。
この学校で部長になって、全国優勝を成し遂げる、っていう幸村の目標に
仁王は最初にそう言ったの。
だから、幸村がいなくなって
自分は何のためにテニスをするんだって。
誰よりテニスが好きだったアイツはもう出来ないのにって。
テニスからも離れようとしてしまう。
自分のテニス道具を一式クローゼットとかにしまっちゃう。
幸村の影を求めてもやっぱり夢にさえ幸村は出てきてはくれなくて
思い出ばかりが蘇る。
軽く自暴自棄にもなり始めて。
そんな毎日を送る仁王に、喝を入れてくれるのは真田だと思う。
部活も終わってレギュラーみんなで帰ってる途中で
ふらふら歩いてた仁王を見つけて
お前は何をしてるんだって。
部活に出てこいって言うのね。
でも仁王は、
テニスはもうやめた、
そろそろ飽きてきたんぜよ、とかって言うの。
しれっという仁王に
「そんな適当な気持ちでお前は今までテニスをやってきたのか!」
とかなんとか言ってくれるといい。
今までそんな気持ちで幸村と闘ってきたのかって真田が言って
幸村の名前を出されたことで仁王がかっとなるの。
お前に何がわかるんじゃって。
元々アイツがきっかけで始めてアイツのためにやっとったテニスじゃ。
アイツがおらん今、オレがテニスをする意味はないけって強い口調で真田に言う仁王に
真田はつかみかかればいい。
お前がテニスを辞める理由を幸村のせいにするなって言われて
初めて仁王の表情が崩れるの。
誰よりテニスが好きで、誰よりテニスがしたかったアイツはもう出来んのに
何のためにテニスをしたいんかすらわからんオレが、出来るわけない。
コートにはアイツの思い出がありすぎる。
アイツがあそこにいた思い出は鮮明に蘇るのに、アイツはいない。
辛いって本音が出るの。
初めて本音を吐露した仁王に、レギュはみんな何も言えなくなってて。
でも真田が
「でもお前はテニスが好きなんじゃないのか」って一言仁王の目を見て言うの。
それを聞いて仁王が一瞬止まるんだけど
「……っ」って自分につかみかかってた真田の手を払いのけて走り去ってしまう。
ブン太は「仁王!」って追いかけようとするんだけど柳に止められるの。
そっとしておいてやれって。
「でも、アイツ初めてあんな泣きそうな顔したんだ…」ってブンちゃんが言うんだ。
友達として一番仲良いのはブンちゃんだといい。
仁王はただがむしゃらに走りつづける。
どこに行ったって幸村はいないのに、幸村を探すように走ってく。
で、走りながら思い出すの。さっきの真田の一言から。
前に、幸村と二人でテニスをしたときに話したこと。
強くなったね、って幸村に言われて
お前さんを全国NO.1にしてやるっちゅうたろ?そのためには強くならんとのぅって言った仁王に
幸村はふふって笑って
「俺はお前がテニスしてる姿好きだよ。
テニスをやってる仁王、ほんとに楽しそうだから。」
「テニス、好きだって見てたらわかるよ」って言ったの。
それを思い出して、ぴたりと止まった仁王の足はもう一回動き出すの。テニスコートのほうに。
もう夜であたりは真っ暗でテニスコートも暗くて。
辿り着いた仁王は、息を切らしながら、コートに足を踏み入れてく。
「ゆ…き」
一瞬目を疑ったけど、そこにはほんとに会いたくて会いたくてたまらなかった幸村がいて。
やっと来た、って幸村が笑うの。
仁王はうまく言葉が出てこなくて、詰まらせながら
「…ここに、おったんか、お前…」って言うの。
「来るの遅いよ、仁王」っていつもと変わらない笑顔で言う幸村に
「………ずっと…っ、お前に会いとうてたまらんかった。
お前がおらん世界は辛すぎる…っ」
って仁王が言うの。泣きこそしないけど泣いてもおかしくないくらいに切ない表情で。
幸村はただじっと黙ってそれを聞いてる。
「なんで…っ
なんで一緒に連れて行ってくれんかったんじゃ」
って言う仁王に幸村は静かに首を振るの。
「お前がおらんで、もうどうしたらええかもわからん…っ」
そしたらすっと幸村が指をさすの。仁王の手首を。
そこにはパワーアンクルがつけてあって。
テニス辞めるってテニスから離れてた仁王だったけどパワーアンクルは外してなかった。無意識につけたまんまだったのね。
それに気づいて仁王がはっと幸村を見ると、幸村はにっこり笑って
「それが答えじゃないのか?」って。
それで仁王はまた気づくの。
自分がテニスが好きだっていうこと。
テニスをするにはそれで充分だってこと。
「……っ」
「言っただろ?お前、テニス好きだって。
そうじゃなきゃ強くなんてなれないよ」
って笑うの。
「仁王のくせにそんなことも気づかなかったのか?」
「…ほんまじゃ」
泣き笑いのような表情を見せた仁王を見て
満足そうに笑った幸村の体が少しずつ薄れていく。
それを見て
「…やっぱり連れて行ってはくれんの?」って仁王が聞くの。幸村が首を振るのはわかってて。
そしたらやっぱり幸村はこくんって頷いて
「お前は、愛してるから連れては行かない」って。
そのあとそっと仁王の頬に触れるくらいのキスをして
「お前のテニスしてる姿、好きだよ」って両手を仁王の顔に添えて
ふっと綺麗に微笑んで消えちゃうの。
「…………ほんまに…、意地悪…っ
最後の最後にあんなん……っ」
ってかくんって膝から崩れて
仁王は声を押し殺すように、泣いちゃう。
生きてる間、
愛してる、なんてずっと言ってはくれなかったくせに
最後の最後にあんなふうに綺麗な笑みを残して言うから。
それが最初で最後だと思う、仁王が泣くの。
それからは仁王、頑張ると思うんだ、テニス。
幸村に最後にあんなこと言われちゃったらね。
頑張らないわけにはいかないよ。
それに仁王自身やっぱりテニスが大好きだから。
幸村の家に行って、幸村のラケットを使わせてくださいってお願いしに行ったりしてたらいい。
それ使ってテニス続けるの。
ちなみに幸村がテニスコートにいたのは
一番好きな場所だったからっていうのもあるけど
仁王にもう一度テニスをやってほしかったから、と
仁王がテニスしてる姿がほんとに好きだったんですよ幸村は。
だからあえてここで待ってたんです。
仁王がテニスを好きなことをわかってたから
自分がいなくなったことで手放してほしくなかったんです。
お前、テニス好きなんだからやめるなよって。
仁王はこれからもずっと幸村を想って生きるんだろうな。
ほんとにこの二人は純愛なんです。
ここまで長いのを読んでくださった方ありがとうございます。
ちなみに携帯からです、これ。
すんごい時間かかった…
なんかちゃんと話繋がってない感じもするんですがそこは技量不足です。完璧な(開き直り)
BGMはかなりあてはまってるかと思う。
生きてる仁王と死んでしまった幸村の間には
縮まらないDISTANCEがどうしてもあって。
初め仁王はそれを受け入れられなかったけど最後にはそれもちゃんと受け止められるようになってるんです。
**************
★宮中さま
いつもコメント本当にありがとうございます!!!!
本当に励みになります。
そうですよねそうですよね!!!!
私も学生がお菓子買って食べてるところ好きなんです。
青春っぽいですよね!
幸村はその唐突さも許されてしまうあたりが
得なところだと思ってます。
跡幸もそれが特にあると思うんですが
跡部は、幸村にめちゃくちゃ振り回されても
どんなに唐突なこと言われても
なんか許しちゃうところがあると思うんですよね。
結局跡部は幸村に敵わないところがなんか微笑ましくて好きです。
そのわがままに付き合ってあげることが
実はひそかに喜びだったりするんですよね・笑
読書中に幸村に本をとりあげられちゃう絵を
前に描いたことがあるんですが
色塗りたくなってきました・笑
本当ですか!!!!??ううう嬉しいです!!!!
四天宝寺は需要がないだろうといいつつ、
懲りずに四天宝寺書いてるので、ヒヤヒヤしてまして・笑
興味を持っていただけて本当に嬉しいですー!!!
ちょっと調子に乗ってまた書いてしまいそうです・笑
こちらこそ、いつも宮中さまの小説楽しく拝見しております。
宮中さまの更新頻度を見習って頑張りたいです><
またぜひぜひ遊びにいらしてくださいませ!!
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